就職することは恋愛と一緒!採用担当者を恋に落とす心構え

内定は恋愛で言うカップル成立

いざ就活・転職となると難しく考えがちですよね。

僕は就活時代テレビ局に行きたかったのですが、かっこよく真面目に見せようとキャラ作りをしていった結果、キー局を全落ちしていしまい落ち込みました。

その後就職と恋愛のプロセスって実は似ているのではないか?と気付いてから選考が進むようになりました。

恋愛は例えばサークルであったりバイト先であったり、とにかく一番最初は初対面だった人と行います。当たり前ですが。

LINEを交換してデートをして徐々に心の距離を詰めていき、最後は告白をしてカップルになるというのが王道の流れです。

就職も同じです。

まずは自分を知ってもらい、徐々に心の距離を詰めていき、最後は内定をもらい入社となります。

ES提出はさしずめLINE交換のようなものです。

その中で自分の経歴やいいところを知ってもらい、面接というデートにこぎ着ける。

2次3次とデートを重ねお互いの想いを確認しあいます。

そしていよいよその時がやってきます。

就職も恋愛もお互いの想いが通じ合わなければ叶いません。

選考が進むにつれて、就職においては企業側が一方的に想いを伝えてくる印象を持っているかもしれませんが、恋愛も変わりません。

意中の人と突然連絡が取れなくなったことありませんか?僕はあります。

なぜ企業はすぐに付き合ってくれないのか?

恋愛ではその場のノリやなんとなくといった理由でも付き合うことができます。

なぜなら恋愛には初期投資が必要ないからです。

A「付き合って」B「いいよ」

これでAとBは一般的に付き合ったことになりますが、この2人の間には物理的なものは何も移動していません。

愛だけです。いえ、たとえそこに愛すらなくても付き合うことは可能です。

時間も有限で彼氏彼女に使っている時間をお金に換算すると~などという時給脳論者は一旦無視します。僕の論理が破綻してしまうので。

これが企業のお付き合い、つまりは採用ということになると、確実に初期投資が必要になってきます。

リクルートの調査では1人採用するのに新卒も中途も100万円近くかかっていることがわかります。

1人当たりの平均採用コスト
新卒93.6万円
中途103.3万円
出所:リクルート 就職未来研究所 「就職白書2020

100万円というのは採用までにかかる費用です。

入社後のPCなどの備品や研修期間の給料も考えると、企業は1人に対して数百万円のお金を投資することになります。

もし、成長して「利益を生む」人材になる前に辞められたりしたら企業は初期投資分を回収するどころか、ただお金を捨てたようなものです。

現役人事の採用担当者に聞いた「ESや面接で気にしているポイント」

複数人の採用経験のある人事に「ESや面接で気にしているポイント」を伺ったところ、全員に共通しているものが3つありました。

好きなタイプや趣味は人それぞれ違っていて、もちろん全部の企業に言えることではないと思いますが、昔の3K(高身長・高収入・高学歴)みたいなものだと思ってください。

ポイント1.自社の「色」に合うか

3社渡り歩いた経験からいうと、それぞれの会社に社風と呼べる色はありました。

また部門や職種によっても異なってくるのですが、大枠の色の中に納まることが多いと思います。

この色というのは年齢や性別といったわかりやすいものから、大人しいとか陽キャといった主観的で抽象的なものからも生まれます。

自社の色に合うかどうかは採用担当者が決めるわけですが、それぞれの採用担当者が独自の主観で採用してしまってはバラツキがでるため、必ず採用要件というものを決めています。

採用要件には勤務条件や資格といった定量的なものから、価値観やビジョンといった定性的なものがあります。

一般的には採用担当者を含む人事が、社内ヒアリングなどを通じて求める人物の要件を定義していきます。

採用要件を事前に知ることはできませんが、ヒントは採用ページを見ることで得られます。

特にTOPページにある10~20文字程度の採用テーマは採用要件をまとめて凝縮して表現しているのでいいヒントになるでしょう。

ある保守的な企業は、僕の採用時は「求めろ、革新。」のような採用テーマで、それまでの保守的ではない新しい人を採用したかったようですが、今見てみると「繋げていこう次の未来」といったような保守的なテーマに戻っていたので、やはり「色」というものはそう簡単に変えられないんだなと思いました。

ポイント2.長く付き合っていけるか

「なぜ企業はすぐに付き合ってくれないのか?」で書いた通り、企業側としてはすぐ辞められてしまうと採用コストが無駄になるので、早期離職を防ぎたいです。

中途採用の場合だと即戦力になる場合もありますが、新卒だと少なくとも1年は育成機関として企業側は見ているのではないでしょうか。

実際にマイナビが先輩社員1000人に聞いた「新卒社員に最も求めること」についてのアンケートでは、「実務スキル」を求める先輩社員は7%と他の項目より低いことがわかります。

出所:マイナビニュース 「先輩社員1,000人に聞いた新卒社員に最も求めることランキング」を基に作成

つまり、企業としては特に新卒はコストをかけて育成して、ゆくゆく利益を生みだす人になってくれればいいと考えています。

もしあなたがダサダサ彼氏を1年かけて教育して、イケイケ彼氏になった途端にどこぞやの女に取られたらどうでしょうか?「あんなに頑張ったのに……」とやるせないでしょう。

どんどんカッコよくなって、ずっと付き合ってくれる彼氏がいいですよね?企業も同じです。

ポイント3.ユニークさはあるか

面白さや光るところと言っている方もいましたが、要は他の候補者に比べて独自性がある何かを持っていることが大切です。

なぜユニークさを重視しているのかについては、同じような応募者ばかりで飽きてしまうというシンプルな意見もありました。

人気企業になってくると倍率が100倍越えはざらにあります。

たくさんの応募者の中から決められた採用人数まで絞らなければいけません。

2次・3次選考となってくると、一定程度の採用要件は満たしている人ばかりになります。

その中で更に絞る決め手が採用担当者側も欲しいのです。

真面目な意見では多様性を生み出すためというものもありました。

多様性があったほうがよりよいパフォーマンスを出せるという論文は数多くあり、経産省のほうでもまとめてあったので興味ある方は見てください。(経済産業省 ダイバーシティに関する各種調査

恋は盲目になっていないか?

恋しすぎて周りが見えなくなっていませんか?

好きで好きで、相手の実家の家の近くに引っ越してみたりしたことがあなたにもありますよね?

四六時中相手のことを考えてtwitterを監視したりinstagramのログイン履歴を見てみたり、完全にこれは「恋は盲目」という症状ですな。

就職活動や転職活動でもそれはよく起きることです。

何度も行きたい企業のホームページや内定者のESを見たり、入社後の自分を妄想したり……これは完全に「恋は盲目」と同じ症状が出ています。

恋愛に置き換えてみてください、冷静になりましょう。相手の実家の家の近くに引っ越して振られてみてください。もう悲惨なことにしかなりません。

そんな冷静になれていないあなたを救う味方は周りにいますか?

まずは友人や先輩が思い浮かぶでしょうか。

恋愛であれば意中の人との間に友達がいて、相手の趣味や好きなタイプなんて情報を仕入れられるかもしれませんが、就職活動や転職活動では相手が企業で共通の友人なんて……と思いますよね。

ところがいるんです、共通の友人と呼べる存在が。

それはエージェントです。

エージェントはよくわからない求人を送ってきたり、電話がしつこかったりするデメリットはあります。

それでもエージェントを使うメリットは次の2つです。

  1. あなたを内定させるインセンティブがある
  2. 面接後のフィードバックが得られる

友人や先輩に相談するのも構いませんが、彼らはあなたを内定させても利益を得ることができません。

大学の就職サポートセンターは、大学の就職率を上げるために、それは真面目にサポートしてくれると思います。

それでもあなたが内定することが直接的な利益として大学に入るわけではありません。

エージェントだけがあなたが内定することによって直接的な利益を得られます。

リクナビやマイナビといったサイトは企業から採用広告費をもらっていますが、エージェントは基本的には内定させることによって企業からお金をもらっています。なのであなたを内定させるためにエージェントは全力です。

また、エージェントは企業の採用担当者と繋がっているケースが多いため、なぜ落ちたか?なぜ受かったか?まで面接後にフィードバックしてくれます。

行きたくない求人を送ってくる可能性もありますが、面接練習対策にもなりますし、徹底的にエージェントを利用しましょう。恋を成就させるためです。

新卒就活ならキャリアパーク就職エージェント



僕のほうでも無料で相談を行っているので、ぜひお気軽にLINEを送ってみてください。

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執筆者の紹介

北川和道
初めてできた彼女(韓国人)を追いかけて大学を辞めて渡韓。
すぐに振られて帰国後引きこもり、携帯販売や旅館の仲居を経験したのちに再受験。
早稲田大学に入学。社交ダンスを始める。
新卒で楽天入社後、冬が来る度に会社を変更中。
愛に翻弄され、愛に生きる28歳。

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